多くの日本企業が新興国市場に成長を賭けるために、新しいリーダーシップ像を必要としています。新興国ビジネスのリーダー達には市場に関する知識だけでなく、ビジネスを通じて現地の社会課題の解決を目指すという使命感、広い世界観と従来の慣習にとらわれない発想力が求められます。
GIAリーダー・プログラムでは、日本における講義、ケーススタディを通じた学習と、新興国のいわゆるBOP(Base of Pyramid ※1)と呼ばれる地域への視察、体験学習を組み合わせて、こうしたリーダーを育成します。
(※1 )Base of Pyramid:発展途上地域に多く存在する低所得層の市場セグメント。全世界で約40 億人がこの層に属するといわれている。)

これまで、グローバル・リーダーの育成といえば、欧米に習って語学や経営管理の力を向上させることと考えられてきました。これからのグローバル・リーダーは、欧米の事情に通じているだけでなく、新興国も含めた地球全体の世界観を持ち合わせる必要があります。
さらに新興国においては、政治、社会、民族、宗教、環境などの諸問題が先進国以上に絡み合ってビジネスに影響を与えているため、多面的に把握することがその国の理解につながります。
本プログラムでは、新興国の躍動を体感しつつ、 これまでとは違うスケールでグローバル市場を見る目を養うとともに、自分なりの考えを持ち発信する訓練を行います。
イノベーションといえば、高機能・高品質の商品を先進国市場向けに開発するのが常でしたが、今後は、世界市場を視野にシンプルで実用本意の商品を開発することや、所得が低く流通網が未整備な新興国を前提としたビジネスモデルも必要になってきます。
さらに、リバース・イノベーションという新しい方法論も注目されています。C.K.プラハラッド教授が、名著「ネクスト・マーケット」の中で述べている、「BOP市場への参入で得たノウハウ、実現したイノベーションは、先進国市場でも活用でき、 企業の成長、発展につながる」という考え方です。
本プログラムでは、こうした革新的な戦略を構想する力も磨いていきます。
これまでのリーダー教育は、どのようにして業績を達成するか、どのようにして部下を指導するか、といったことに集中していました。
これからのリーダーシップは、自組織のみならず、もっと社会に目を向け、「自組織が未来の社会に対して何ができるのか」を考え抜くことが鍵となるでしょう。そのためには、自分自身や自社の使命感を強く認識し、「オーセンティック・リーダー(自身の心に背くことない本物のリーダー)」たる存在に生まれ変わる必要があるのです。
目の前の問題の対処に追われたり、やらされ感や閉塞感に包まれたりするのではなく、未来のための使命を完遂するための強い心を本プログラムは育みます。
スリランカは人口2000万人の小さな島国でありながら、日本人が新興国を学ぶための材料が実に豊富にあります。狭いが故に、時間効率的に新興国の様々な要素に触れることができるのです。スリランカで学べる要素をいくつか次に列挙します。
スリランカには複数の民族が多少の緊張関係を持ちながら共存しています。また敬虔な仏教徒が多く、生活に宗教が大きく影響している様を見ることができる一方で、ヒンデゥー教、イスラム教、キリスト教も勢力を伸ばそうとしています。 また、地域によって、古くから発展している都市部、内戦の影響で荒廃した地方、津波被害から復興した新興地域など、様相が大きく異なります。
スリランカは紀元前から始まる長い歴史を有しています。西欧による植民地化や日本との関わりが今のスリランカにどう影響を与えたのか見て感じることができます。また、2009年まで続いた内戦の傷跡がまだ生々しく残り、 インド・中国が食指を伸ばす様子も見せつけられます。
内戦が終わって以来、スリランカは急速に発展をしています。そのひずみとして生じている環境問題、貧困問題も見逃せません。数多くのNGO団体などが問題の解決に取り組んでいます。 そうした現場にも足を運びます。
スリランカはその地理的優位性から南アジアのハブのような存在になりつつあります。スリランカを通して、将来、世界最大勢力となることが確実な南アジア経済圏 (インド、パキスタン、バングラデッシュなど)を見ることができます。
本プログラムは、スリランカを「見てまわる」のではありません。普通ではなかなか会えないような人々−政府高官、現地企業CEO、現地企業サラリーマン、BOP(1ドル以下で生活している層)の家族、学生、子供、僧侶、NPOなど−と接し、対話を重ねる毎日となります。こうした人々とどう向き合い、どう関係を築くかを、参加者は問われるのです。

私の描いていた期待を遥かに超える有益な経験となった。その大きな理由は内戦を終えたばかりのスリランカ人の遅れを取り戻そうという意気込み、国民の自国の発展の熱意が肌で感じとれたこと、仏教国であるスリランカ人の慈愛の心、ホスピタリテイに触れられ、(中略)・・同時に日本産業、企業の存在が韓国・中国勢の陰にある現状の認識と、今後の日本の新興国への積極的な参入の必要性を痛感した

強い危機感を持った。ひとつは個人での危機感、エリート校の生徒の情熱や、リーダーシップ、ビジョン。ホームステイ先の子供の貧困を脱するための勉強にかける思い。彼らのような人が世界中にいて、自分の数分の一という金額で働くということは、自分の能力を磨き、付加価値を高めていかなければならないと強く再認識した。二つ目は会社と日本に対する危機感、すでに中国、韓国は新興国の中でも比較的小さなスリランカでさえ多くの投資を行っている。日本の会社、政治のスピードの遅さと世界における立場の認識を全くしていないことに対する危機感。

知らない国を理解するには、イメージや思い込みを捨て、人の繋がりや好意を頼みに、現地にどっぷり浸かり、自分自身が新しい人やコトからの影響を受けながら、視点や感覚を柔軟に変えていく必要がある・・そんなことに、体感的に気付かされた。

めったに会えない各業界のトップの人と面談できたことで、自身の仕事や生活をグローバルに見る視野や、高い視点を得ることができた。また、世界の中で日本が負けまくっていることを目のあたりにし、自分たちのビジネスには絶対にイノベーティブな発想とビジネスモデルが必要なことにも気づいた。さらに実際にBOP層の人々と交流したことで、人生に必要なオーセンティックなものは何か?と考え抜く時間をもち、今後の仕事に活かそうと思えるきっかけを得た。
※第1期の報告参加レポート』『メディアをご覧ください。
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日程と
内容
フェーズ1
(東京)
延べ4日間
【セッション1】:2012年5月10日(木)
【セッション2】:5月25日(金)
【セッション3】:6月13日(水)
【セッション4】:6月30日(土) 
BOP市場のマーケティング
リバース・イノベーション
環境問題・貧困問題と企業の役割
U理論、システム思考
個人(もしくはグループ)テーマ設定、発表
フェーズ2
(スリランカ)
11日間
【現地視察(スリランカ訪問)】2012年7月7日(土)〜7月18日(木)
現地NGOによるワークショップ
現地の人との交流
参加者の事業や分野に関わる個別フィールドワーク
BOPの現場の視察
役所、企業幹部、宗教リーダーとの意見交換
個人(もしくはグループ)テーマに関する活動
フェーズ3
(東京)
1日間
2012年8月3日(金)
現地視察からの学び・気づき、振り返り
新興国における自社及び自分のあり方について
プレゼンテーション

場所
フェーズ1、フェーズ3: 東京
会場:CICOMラーニングセンター
東京都千代田区外神田1−18−13 
秋葉原ダイビル6F
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フェーズ2: スリランカ

参加費
お一人様:682,500円(消費税含む、スリランカ渡航費含まず)
※ スリランカ渡航費には、スリランカへの航空運賃、ホテル代、食費、現地での移動費用などを含み、約33万円程度を予定しています。
※企業から複数人数派遣される場合は割引制度適用されます。

対象
次の様な方にご参加をお勧めします。
新規市場開拓を模索している事業部門の主任レベルの方
グローバルな組織の在り方を検討したいスタッフ部門の方
ビジネスを通じたグローバル社会への貢献を模索している方
新しい発想を求めている、または自分自身の壁を破りたい方
定員
14名〜20名
※お申し込みが規定の人数に達しない場合、開講を見送らせて頂くことがございます。 (開講中止の場合は、お振込頂いた費用全額を返金させて頂きます)
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