事前課題とふんだんなバーチャル・ファシリテーション演習がカギ!「バーチャルでも遜色なく研修できそう」

事前学習+2.5時間×4セッションのオンラインセッション

 大手国内メーカーで、ファシリテーション研修を二日間かけてオンライン(バーチャル集合研修)で実施しました。

受講者は「リモートワークの中で、オンラインミーティングを効果的に進めたい」という 若手社員のみなさん。皆が集まるバーチャル集合研修の時間はできるだけ実践練習にあてるために、知識習得はオンデマンドコンテンツで行う、「ブレンデッドラーニング」形式で行われました。
具体的には、事前課題として、UMU(マイクロラーニングプラットフォーム)を使ったオンデマンドコンテンツで90分の知識学習を行った後、演習をメインとした2.5時間x4セッションの バーチャル集合研修を実施。

事前学習→バーチャル集合研修→事後課題 の流れ

 ファシリテーションの基礎スキルに留まらず、コロナ禍での現場活用を踏まえ、バーチャル環境での効果的なファシリテーション・スキルを身につけることに主眼を置いて設計されています。

 計4セッションの研修内で、アジェンダ設計、議論の記録、コンセンサス等、ファシリテーションで重要なテーマに重きを置いた実践演習を数多く実施し、また演習の振り返りを都度行うことで、受講された皆さんの学びも深まり、対面研修に劣らない成果を出すことができました。事前学習を設けたことで、演習をふんだんに行えたこともプラスでした。

バーチャル・ファシリテーションの難しさを克服する

 バーチャル環境でのファシリテーションは、対面のそれと比べていくつかの難しさがあります。ファシリテーターは、一人ひとりの意見を引き出し、建設的な議論によってコンセンサスを得、チームの成果(アウトプット)の実現を目指すわけですが、そのためにはファシリテーターは下記のような点に気をつけなければなりません。
・参加者の様子や、議論に対する納得感などが感じ取りにくいため、議論が十分であるか、表面的な意見交換になっていないかなどに配慮が必要
・議論を促進するための意見の見える化(記録)を十分に行う

 本研修では、これらを克服する方法として、たとえば「議論の論点を明確にするためのアジェンダ設計」「 参加者の参加意識をどのように高めるか」「どのように意見を引き出すか」等の演習を通じて、バーチャルならではのファシリテーション・スキルを学習していきました。

実戦形式の豊富な練習で効果的なファシリテーションが可能に

実際にチーム討議を行いながらその内容を記録したり、討議ツールを使いながらファシリテーションする演習では、受講者のみなさんが傾聴をしながら、議論の内容をどんどん見える化していく様子がはっきりと見て取れました。

受講されたみなさんからも

実践形式の研修だったため適度な緊張感の中、常に集中した状態で臨むことができました。

とても多くの演習を用意してもらい、グループ全員ファシリテーターの役がまわってきたことがよかったと思う。また演習の都度その演習に対するフィードバック、ほかのグループの会議内容や、あがった意見を知れたことも勉強になった。

会議準備から会議中のファシリテーターの技法まで詳しく知ることができた。また会議で活用できる具体的なツールを実践することで、効果的なファシリテーションをすることができると感じ、とても有意義な研修であった。

といった声をいただきました。

 ファシリテーション・スキルは、他のスキルにも増して実戦練習が肝要です。知識の習得は事前学習で行い、皆の集まるバーチャル研修の場ではより実践に重きを置いたプログラム構成とすることが成功の鍵であることを改めて感じました。

 研修を企画された事務局の方たちも、最初は「対面ではないと演習や討議は難しいのではないか」と心配されていましたが、実施後は「バーチャルでも、遜色なくできそうだ」という手ごたえを感じられたようです。

オンラインでのファシリテーション研修の実施をお考えの皆様、今回使用した学習ツール「UMU」について詳しく知りたい方は、お気軽にpfc@peoplefocus.co.jpまでお問い合わせください。

ピープルフォーカス・コンサルティング
コンサルタント 松岡未季