【ジャンゴのちょっといい話】マネジメントは幸せの創造

オンラインのリーダーシップ研修

あっという間にもう3月ですね。
世の中はコロナウイルスの問題で大変なことになっています。皆さんの会社にもまた働き方や日常の生活にもいろんな不都合が生じていることとお察しいたします。私自身も多くの研修が中止や延期の状況となり、自宅で仕事をする機会が増えています。
そんな中、久しぶりに懐かしい書籍に目を通しました。
それがP.F.ドラッカーの“マネジメント”です。経営学の古典とも言われている本ですが、改めて読み返してみると現代の経営にもそのまま生かせる内容が満載でした。その中でも特に印象に残った内容をご紹介したいと思います。

ドラッカーの原点は“人が幸せに自由に生きられる社会を創造すること”ここで言う自由とは、責任ある選択ができる状態のことです。また幸せで自由な社会においては以下の3つの条件が必要と説いています。

・位置がはっきりしていること
 つまり自分の居場所がある
・機能している
 その場において自分が活かせている
・権力に正当性がある

ドラッカーのマネジメントは一言でいうと“幸せの創造”
マネジメントの究極は個人、組織、社会を幸福にするために個人の力、チームの力を活かし、価値の高い成果を出し続けること。
マネジメントを実践するためには、まずは以下の5つの質問に対し、熟慮する必要があります。

ドラッカーの5つの質問

  • 我々の使命は何か?
  • 我々の顧客は誰か?
  • 顧客にとっての価値は何か?
  • 我々の成果は何か?
  • 我々の計画は何か?

使命を定義するうえにおいて「顧客は誰か?」を考えることが最も重要と説いています。

書籍の中では、キャデラックの例が紹介されています。
事業の名前はGMのキャデラック事業部であり、自分達は輸送手段としての自動車を作っていると考えていました。
本当にキャデラックの新車を買うのに大枚のドルを支払っている人たちは単なる輸送手段としての車を買っているのかと考えてみました。「いや違う。我々の競争相手はダイヤモンドやミンクのコートだ。顧客が購入するのは輸送手段ではなくステータスだ」この答えが破産寸前のキャデラックを救いました。

スターバックスも、売っているのはコーヒーではなくて“Third Place”職場でも家庭でもない、第三の場所を提供することが自分達が創っている価値だと言っています。

Amazon創業者のジョフ・ベゾス氏は商品を売ってお金を稼いでいるのではなく“商品を買うときの手間を省くビジネス”と言っています。

マネジメント実践における3つのポイント

マネジメントの目的は「成果を出すこと」
利益を最大化させることではなく、お客様を満足させること利益は目的でなく企業活動に必要な条件。

マネジメントに必要なたった1つのセンスは「真摯さ」
マネージャーに求められる絶対に必要な資質が“真摯さ”。真摯さとはひたむきさ、誠実さ、気高さのこと。
自分を律し、行動できること。あとから学んでも身に着けることができないもの。

事業の目的はたった1つ「顧客の創造」
目的、使命を果たすためにお客様をつくり続ける。企業が生き残る唯一の方法。

マネジメントの3つの役割

特有の目的と使命を果たす
経営理念や企業理念を明確にし、社員に浸透させる。
理念にリンクした組織目標を立て、チームそして個人に落とし込む。

働く人を生かし、成果をあげる
特に強みにフォーカスする、定期的なフィードバックを行いPDCAを回す。継続的に学習の機会を与える。

社会問題に貢献
現在やっと認知が高まりつつあるSDGsへの取り組みやESGを意識した活動。

4月を迎え期が変わる会社も多くあるでしょう。また4月から立場が変わって新たにマネジメントに取り組まれる方も多くいらっしゃると思います。
是非今一度経営の神様と崇拝されつづけているドラッカーのマネジメントを参考に、新たなチャレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか?