2019年を振り返って(山田奈緒子)

12月に入りました!今年は皆様にとってどんな1年でしたでしょうか。
今年の年初のご挨拶では、代表の松村より「PFCはこれから、企業活動を通じた社会課題解決にクライアントの皆様を誘っていきます」、というメッセージを発信いたしました。今年は、SDGsが世間一般に知れ渡り(SDGsバッジを胸元につけた方をよく見かけるようになり)、またグレタ・トゥーンベリさんが脚光を浴び、社会課題への注目の高まりを強く感じた一年でした。とりわけ、気候変動・環境問題という大きな課題にむけて果敢に行動するグレタさんの姿には、子供にしかできない、子供ならではの純粋さに心を打たれました。
翻って、豊かな国であるはずの日本国内でも子供が被害に遭う事件が絶えず、大人として何をすべきか、考えされられる一年でした。

PFCでは、「ソーシャル」、「グローバル」、「クオリティ」の3本柱、それぞれにビジョンを掲げて事業活動しております。その中で今年は次のような変化がありました。皆様の組織とも通じるところがあるのではないかと思います。

グローバルパートナーの拡大

海外の拠点・パートナーの拡充は、クライアント企業の海外拠点でもPFCらしいサービス提供ができるよう、これまでも力を入れてまいりました。
そして今年は思わぬ海外展開として、7月にスリランカでテロ爆破事件が起きたことから、長年スリランカで行ってきたGIA研修のフィールドワーク先を変更せざるを得なくなり、急遽カンボジアでの実施となりました。(スリランカのパートナーは、宗教・学校法人を基盤とする事業会社で、爆破事件に対する彼らの心痛と、またそこからのレジリエンスにも大いに刺激を受けました。)
カンボジアでは、これまた長年おつきあいがあり、今年からカンボジアでのソフトスキル研修事業化のパートナーであるNPO法人SALASUSUさんと連携し、学びの深いプログラムを実現することができました。GIA参加者および派遣元企業の事務局の皆様の、リーダーシップ開発に対する本質的なご理解と柔軟性もカギとなりました。
VUCAの時代、ビジョンを同じくするセクターを超えたパートナーと共に考え、対話し、作り上げ、実現するということが、真に重要であることを体感する、たいへん貴重な経験となりました。 この経験を活かして、GIAは来年はカンボジアと、そしてザンビアで実施です。現在、お問合せ、ご質問を受け付けております! 詳しくはこちらをご覧ください。

 研修やワークショップへの「ソーシャル」セッションの導入

Growth Mindsetの浸透・実践支援や、営業戦略の落とし込み支援といった、課題に合わせてプログラムをカスタマイズし、クライアントの皆様と共に実施する研修/ワークショップは、今年も引き続き実施いたしました。
今年ならではの顕著な動きとして、SDGs、CSV、パーパスといったキーワードで、本業を通じた社会課題解決を考えるセッションを階層別研修に入れこむ案件や事例が増えたことが挙げられます。この階層は、主任レベルの次世代経営リーダー層から、事業部長や執行役員といった上層部まで幅が広く、各社啓蒙の初段階にあることが伺えます。
若手向けにはSDGsゲーム、経営層向けには有識者や社会課題解決を事業化しているロールモデルをスピーカーに起用するなど、プログラムの拡充をしております。

サービスのさらなるバーチャル化

最後に、グローバル、ソーシャルの後押しもあり、研修プログラムの集合研修以外の事前学習や職場実践のフォローを、バーチャルツールを活用して行う事例が今年は加速的に増えました。
企業のみならず、海外現地にいるNPOからの参加者やスピーカーが、ウェブ会議システムで研修やワークショップにバーチャル参加することが日常的になりました。 また、「全員が集まる時間の確保がますます難しくなっている」「ミレニアル世代の学習スタイルに合わせたい」といったニーズから、研修プログラムをブレンディッド・ラーニング化する事例も増えました。
パートナーであるマイクロ・ラーニングのUMUと協働して、集合研修のブレンディッド・ラーニング化が進みました。マイクロ・ラーニングのコンテンツ開発はもちろん、事前学習や研修後の職場実践促進をいかにマイクロ・ラーニングのプラットフォームを活用して行うか、クライアントの事務局の皆様と共に学びを深めた一年でした。

山田奈緒子:取締役
組織開発コンサルタントとして、主に、ダイバーシティ推進支援、リーダーシップ開発、キャリア開発支援の領域において15年以上の経験と実績を有している。支援、リーダーシップ開発、キャリア開発支援の領域において15年以上の経験と実績を有している。