【ジャンゴのちょっといい話:田岡純一】「良かったリーダー、困ったリーダー。困ったリーダーにならないために気をつけるべき隠れたポイントとは?!」

私はリーダーシップの研修において受講生に自分たちの経験からリーダー像について
整理してみましょうといって下記のテーマでよくディスカッションをしていただきます。

“良かったリーダー VS 困ったリーダー”
この人よかったなぁ~って方はどんな場面でどんな行動をとってくれたのでしょうか?
また困ったなぁ~って方は同じくどんな場面でどんな行動をとっていたのでしょうか?
以上の具体例を挙げてもらいそれぞれの特徴を整理してもらっています。

参考までによくある事例を紹介します。

良かったリーダー
・困った時に助けてくれた
・経験や知見に基づいた的確なアドバイスをしてくれた
・一緒に謝罪をしてくれた
・話をよく聴いてくれる
・相談しやすい雰囲気をつくってくれている
・毎日声をかけてくれる
・自分が思っていた以上に自分のことを理解してくれていた
・明確な方向性、ビジョンを示してくれる
・社内外に幅広いネットワークを持っている
・各部のキーパーソンを抑えている
・人として魅力的な生き方をしている
・軸がありブレない
・上と戦ってくれる
・仕事を任せてくれるが責任は取ってくれる

困ったリーダー
・自己保身が強い
・上を見て仕事をしている
・仕事を丸投げする
・目的や方針について自分の言葉で語れない
・話を聴いてくれない
・話しかけるなオーラを出している
・下に厳しく上に弱い
・判断してくれない
・言ってることとやってることが違う
・社内政治に弱い
・不誠実で人として尊敬できない
・部下の悪口を言う
・会社や上司批判が多い
・愚痴が多い
・部下の仕事を理解していない、仕事ぶりをみていない
・梯子を外す、責任転嫁する

通常は良かったリーダーはお手本に困ったリーダーは反面教師にしてくださいと
言って片づけてしまいそうなところですが、ここで私はいつも一つ問いかける
ようにしています。
それは「困ったリーダーの事例で挙がった方は、メンバーを困らせようとして
この事例のような行動をとったのでしょうか?」という問いです。
中にはそういった方もいるかもしれませんが、多くはそうではないと思います。
つまり人を困らせようとして仕事をしている人は殆どいないと思いますが、
結果として人に嫌な思いをさせたり、困らせてしまうような行動をしている方は
たくさんいるということです。

あの有名なピータードラッカーもこんなことを言っています。
「部下のモチベーションを上げるためにマネージャーが本当に知らなきゃ
いけないことはどうすればモチベーションが上がるのかの To Do ではない。
知らず知らずのうちに部下のモチベーションを下げてしまっている言動に早く気づき、
それを辞めることだ。」つまり Not To Do だと。

ではどのような状況に置かれたときに、頭ではわかっていても困ったリーダーの事例に
挙がっているような言動を人はとってしまうのでしょうか?
これは私の経験則ですが、おそらくは “てんぱってしまった時” ではないでしょうか。
てんぱらないように気をつけることが、実は困ったリーダーの罠にはまらない
最善の予防策のような気がします。私自身そのために苦手なタイムマネジメントを
学び実践を心掛けています。
気ぜわしい世の中ですが、家庭でも職場でも友人に対してもしっかり向き合って
話を聴いてあげられるゆとりを持った人になりたいと思っています。
皆さんも是非、てんぱらないようにするために自分でできることを見つけて、
トライしてみてはいかがでしょうか。