【ジャンゴのちょっといい話:田岡純一】ラーニングテクノロジー分野で注目されるマイクロラーニング

taoka_new今回は、ATD-ICEのラーニングテクノロジーの分野において、このところ一気に注目度が高まってきているマイクロラーニングついて少し紹介してみたいと思います。

ATD-ICE2017において、冒頭の挨拶でATDのCEOであるトニー・ビンガム氏が、トレンドのキーワードとしてマイクロラーニングを紹介。 「全米の38%がすでに導入済み。さらに41%が近い将来導入予定である。今後のラーニングテクノロジーの進化を急激に加速するものである。」と語り、積極的な導入を促しました。

マイクロラーニングとは

限定された成果を達成するのに役立つ、焦点を絞った「ちょうどいいサイズ」の学習コンテンツを作成して効果的な学習に役立てること。
主なマテリアルとしては、
・1分~5分以内のビデオやe-learning
・5ページ以内程度のテキスト
・標準サイズのインフォグラフィック
等があります。

なぜマイクロラーニングなのか?

様々な理由があると思まれますが、ここでは2つの要因を述べたいと思います。
①e-learningの効果が下記のような理由で思ったような結果がでなかった。
・学習の動機づけがうまくされていない
・集合教育との組み合わせや研修前後での上司のサポートが想像以上に時間がかかる
・知識としての定着度が低い
・忙しい等の理由で見なくなる
・業務との関連性が弱い
・開発コストと時間がかかる

②ミレニアル世代(1980s~2000s)の台頭
この世代は、手軽に学べるアプローチを好む傾向が強く、またゲーム的な要素を上手に組み込まないとモチベーションが続かないとも言われています。
マイクロラーニングはゲーミフィケーションの要素も取り入れ効果的な学習環境を提供することも可能です。
※マイクロラーニングは上記2つの要因を解決した新しいラーニング手法として注目されています。

どんな効果があるのか?

・隙間時間での学習が可能
・必要な学習を必要なタイミングで実施できる
・コンテンツが短いので飽きない
・ゲーム的な要素も取り込めるのでモチベーションが続く
・短い時間で見られるので繰り返し学習や復習も容易。結果知識の定着、行動変容も期待できる
・スマホやipad等のモバイルで手軽にどこでも学べる
・チャット機能もあり、双方向性や相互学習も可能
・コンテンツもベンダーに依頼しなくても自分たちで手軽に作成できる
・内容に変更や修正が生じたときも対応が容易で、VUCAの時代にピッタリ
・組織の暗黙知を手軽に形式知化でき、ナレッジの共有が促される

どのようにマイクロラーニングを進めていけばいいのか?

ATDのCEOであるトニー・ビンガム氏は下記のようなアクションステップを紹介しています。
・Think forward
・Think outside the classroom
・Be agile in your learning design
・Keep content short
・Address technology and security needs early
・Get your leader’s support

PFCでの活用事例

私たちも下記の様な取り組みをすでに実践しています。
・カンボジアでマイクロラーニング事業を開始
・社員の倫理研修もマイクロラーニングで実施

今後どうなっていくの?

まだまだ様々な可能性を秘めているマイクロラーニングの活用が要注目です。
PFCでは、スタッフを今年の1月にアメリカ・サンノゼで開催された「ATD Tech Knowledge」のカンファレンスに派遣して情報収集してきました。
そこで得た貴重な情報も共有しながら意見交換をする場として、3月9日(金)19時~21時の元気会をご用意しました。ご興味がある方、時間の都合がつく方は是非ご参加ください。
元気会の詳細・お申込みはこちらからどうぞ。

また今年の5月6日~9日、サンディエゴで開催されるATD-ICE2018に、今年も参加して参ります。ここで得た情報も、また機会を設けて皆さんにご紹介する予定ですので、楽しみにしていてください。一緒に参加するメンバーも募集中です。詳しくは、こちらをごらんください。