【ジャンゴのちょっといい話:田岡純一】意識変革・行動変革は“気付き”から

taoka_new皆さま、新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします

皆さんはどのようなお正月をお過ごしでしょうか?私は今年は年男です。
しかも本厄です。よって近くの神社に厄払いに行ってきました。神主さんによると十二支の中で戌年は、収穫を終えひとつ息つく年回り。いままで取り組んできたことが実を結ぶ年、努力が成果として形になる年。また同時に戌年は次なるステップへの準備の年とも位置づけられており、なにかをがらりと変えるための、仕込みの年でもあるとのことです。
新たなことに挑戦しようとされている方にはいい年かもしれませんね。

私は企業研修やコンサルティング活動を通して最近強く思うことがあります。
それは「まず意識を変えて行動を変えていく」という言葉への疑問です。人の意識を変えることは容易ではありません。実際研修後に成果を出す人は2:6:2の法則で表現されるように2割程度のように思います。研修で変化を起こせる2割の方の特徴はと言えば、“気づき”の感度の高さだと思います。気づきに対する感受性が高い方は自ら意識変化を起こし、それを行動に変えていくことができます。
ではどうすれば気づきに対する感受性が高められるのか?これはそう簡単には高められそうもありません。ではどうすればいいのか?
まずはやってみてもらう、行動してもらうことです。しかも大きなチャレンジでなくても大丈夫。ちょっといままでとは違った行動をとってもらう。それを振り返ることで具体的な気づきが生れます。すると意識に変化が生れ、行動にも変化が生れます。つまり

”ちょっと行動を変える⇒ちょっと気づく⇒ちょっと気持ちが変わる⇒次の行動に変化が現れる

このサイクルを繰り返しているうちに明らかな意識変化と行動変化が生れてきます。
しかし、このサイクルをどう回せばいいのか?それにはコーチの存在が必要です。私も数年前からチームメンバーとの1on1の面談を月1回は実施することを薦めています。実際にこの面談を始めた企業さんのフォローアップをして私自身気づかされたことが、メンバー育成の成功事例における成功要因が、このサイクルを回すことが実践できていることでした。
ではメンバーに、より多くの気づきを起こすにはどうしたらよいのでしょうか?

<観察>
物事をよく観察すると「変化」を発見します。観察なくして発見はありません。
いままでとは違った行動にトライしたことでどんな変化が起きたのか?その要因は何か?またこの観察をするときに邪魔をしてしまうのが思い込みです。有名なルビンの壺のように、視点を変えて見ること。他の意見も受け容れてみることが大事です。

<問いかけ>
いわゆる質問力です。いままでとは違った切り口で問いかけることで新たな発見が生れます。新しい視点で考えられるようになり、新たな気づきや思考パターンが生れます。
質問もいつの間にかワンパターンになりがちです。いままで使ったことがない質問をネット等を活用して見つけ出し、質問の幅を広げることをお勧めします。

<異なる環境や他部署との交流>
新たな環境に身を置くことも多くの発見につながります。他部署との交流の機会、また日頃参加してことない会議への参加やプロジェクト活動への参加もいい刺激になります。

最後に自分自身の気づきを起こす方法についてです。
<一人で取り組む>
一番手ごろな方法は書籍を読むことでしょうか。また関心のある分野をネットで調べれば今の時代は多くの情報が得られ気づき得られます。

<他者との交流>
同じ分野で興味関心のある方で集まって勉強会やセミナーを通して意見交換することで、短時間で多くの気づきを得ることができます。また同じ悩みや課題を持ったメンバーとの交流は単なる気づきにとどまらず具体的な行動へのアプローチのヒントも手に入ります。
実は私が毎年ATDに参加している最大の理由がここにあります。人財育成や組織開発に興味関心の高いスタッフが世界中から集まり意見交換ができる貴重な場です。またその分野の専門家たちの具体的な取り組み事例や研究成果を数多く聞くことができる場でもあります。
また日本から同行したメンバー達との意見交換も多くの気づき、学びを与えてくれます。

日本も今、“働き方改革”に取り組む企業が増えていますが、多くの企業がなかなかうまく成果につながらず苦しんでいます。残業だけ減らしても具体的な仕事の進め方が変わってなければ生産性はあがりません。
ATDに参加して感じることは、人財育成やラーニングのアプローチに大きな変化が起きつつあることです。
今年もATD参加を通して多くの気づき、学びを得て皆さまの働き方改革のお役に立てる情報を持ち帰ることを、新年を迎え新たに決意した次第です。
また、ご興味のある方は是非一緒にATDに参加してみませんか?
今年は基調講演で前米国大統領オバマ氏も登壇します。どんな話をされるか今から楽しみです。

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ATDに参加したいが上司の説得が難しいという方は、ぜひこちらもご覧ください。
英文ですが「上司を説得しよう」のタイトルのもと:
・過去の参加者の声 (ラーニングセッションはどれもワールドクラス。基調講演者もセッションも素晴しかった。人材開発の知識と理解を職場に持ち帰ることができた。等)
・実務にすぐ役立つ実例が多数
・人材開発に関する最新のトピックを知ることができる
・1万人の人材開発担当者とのネットワーキング
などが書かれています。
また、上司説得のための文面、ワークシートなどのツールもリンクされています。