「世界平和と持続可能な社会のために、PFCは何ができるか」

ソーシャル事業を担当している千葉です。2016年1月に定めたPFCのCSR経営方針の更なる推進のため、2017年11月27日から29日まで開催されている第6回国連「ビジネスと人権フォーラム」(会場:スイスの国連ジュネーブ事務所)に、参加してきました。

「ビジネスと人権フォーラム」は、持続可能な社会の実現に向けて、2011年に国連人権理事会で承認された「ビジネスと人権に関する指導原則」を普及させていくことを目的に、2012年から始まりました。フォーラムの参加者は年々増加しており、2016年は100カ国2000人以上が参加しました。今年も企業からはネスレ、ユニリーバ、イケア、ウォルトディズニー、コカ・コーラ、マイクロソフト、グーグル等の業界をリードする企業がセッションへの登壇し、セッションには企業、NGO、政府等多くの参加者が参加していました。

「ビジネスと人権に関する指導原則」には「保護、尊重、救済」という3つの柱があるのですが、第6回のテーマは「救済へのアクセス(access to remedy)」ということで、企業としてもっと具体的な行動として何をしていくべきなのか、を考えることが求められる時代になったと言えます。フォーラムの開催を告げるオープニングセッションは、様々なバックグラウンドをもつ女性リーダー5人が、それぞれの観点から意見や考えを共有する内容で、フォーラム自体も過去の男性が講演を行う形式からみんなが声を上げ話し合う場に変化しようとしている決意を感じました。

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人権フォーラム開会式でのパネルディスカッション

フォーラムでは様々なセッションが同時並行で開催されており、8時~20時までの間、長時間に渡って参加することができます。また、人権に関する問題をたくさんの人に知ってもらえる重要な機会であるため、世界各地の先住民族の方など本当に多様なバックグラウンドの方が参加されているもの特徴の1つです。
 セッションの内容は様々なものがあり、私が参加したセッションだけでも、
・SDGsの中でも人権に関わる課題をビジネスとどう結びつけるか
・テクノロジーの進化は人権にどのように影響するか
・アジアにおける先住民の現状について
・難民を受け入れについて企業としてどのように対応すべきか
・LGBTIの偏見についてどのように対処していくべきか、
等、人権に関するあらゆる課題について現状を知る機会になりました。

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セッションで話し合われたことがその場で描かれていきます(写真のテーマはLGBTI)

また、セッションの中では参加者同士の対話が行われることもあり、私が参加したセッションではSDGsの課題で格差の解消について話し合ったのですが、オーストラリアの方からはテクノロジーによって生産量をあげることで貧困から抜け出すことができるとした際に、インドの方からは政府の規制などがあるのでテクノロジーによって解決する問題ではない、などそれぞれの立場の違いから出てくる意見の違いについて、本当に広がりがあることを実感しました。

まだ人権フォーラムでの興奮が冷めならぬ状態ですが、今回のフォーラムに参加したことでサステナビリティレポートでも紹介しているソーシャルビジネスの展開や、新たなリーダーシッププログラム開発に向けて気づきも沢山も得たので、CSR経営方針へと組み込んでいきたいと思います。(ソーシャル事業部・千葉達也)