組織開発の5つの視点から子育てを考える(齋藤正幸)

saito2PFCには子育て中の男性社員が大勢いますが、その一人、5歳と3歳の娘を持つコンサルタントの齋藤正幸が先日、クライアント限定イベント「元気会」で、組織開発や人材育成の観点から子育てを考えるというユニークなセッションを持ちました。今回は、その中からいくつか取り上げてご紹介します。

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みなさんもご存知のように、PFCは「リーダーシップ」「チーム」「ダイバーシティ」「チェンジ」「バリューズ」の5つの観点から組織開発に取り組んでいますが、子育てもこの5つの観点を応用することができると考えています。

例えばリーダーシップ。私たちはついつい相手が思い通りにならないと、相手を変えようと考えてしまいがちですが、そうではなく、まず自分自身のあり方、考え方を振り返る必要があるということ。部下に対してそうであるように、子供に対してもそうありたい、といったことをお話ししました。それにより、部下や子供と一緒に自分自身も成長することができるのです。
また、元気会では時間が取れなかったのですが、「ダイバーシティと子育て」についても常日頃考えていることがあります。研修でもよくお話するのですが、だれでも無意識に固定観念をもっていて、これは一人ひとりの違いを理解するときの妨げになります。子育てで考えると、例えば親が、自分の価値観や固定観念を子どもに押し付けてしまうこと。
「○○だから、こうしなさい」
「○○だから、そんなことするんだよ」
ついついこんなことを言ってしまいそうになる自分を、抑えるようにしています。

あるいは、家族を「チーム」として考えると、チーム運営に大切な3つの要素「ベクトル」「プロセス」「ヒューマン」を考えることが有効です。
例えば、我が家では、どのような人に育てたいかのビジョン(「子供は親のコピーではない、など」を、妻と共有し、子育てに関する明確なベクトルを持っています。子育ての「プロセス」についても、成功体験を沢山させて、努力を誉めることによって、「困難があってやり抜く力」を開発するといったことを意識しています。道標についてもよく妻と話をし、「子育てのゴールは親離れであり、そこに至るまでに幾つものプロセスを意識する」と言ったことを確認し合っています。
具体的な行動としては、

  • コーチングとティーチングのタイミングを考え、ティーチングで親の考えを押し付けすぎない
  • 子供も人間!まずは、なぜそのような行動をとったのか積極的傾聴を行う

など、日頃研修でお伝えしているスキルやマインドセットを日々の子育てに最大限活用しています。

元気会にご参加いただいたクライアントの皆さんとの対話の中では、「小学生の子供に、仕事についての悩みを打ち明けたところ、誰よりも本質をついた、かつ効果的なアドバイスをもらった」といったお話も出て、改めて子供ってすごい、と思わされました。

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ついつい自分の感情や都合に流されてしまいがちな子育てですが、会社でのコミュニケーションと同じように、意識的・効果的に行えるようになるといいですね。思わず我が身も振り返りました。