PFCが行っているソーシャル事業によるSDGsへの貢献

                                         ライフスキル教育事業のSDGs関連項目
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ピープルフォーカス・コンサルティング(PFC)では「世界平和と持続可能な社会のために、 組織における全ての人々の可能性を引き出します」というミッションに基づき事業活動を行っています。さらに、2014年からは新たにソーシャル事業も開始しました。今回は、その事業の中のひとつ、認定NPO法人「かものはしプロジェクト」との協働についてご紹介します。かものはしプロジェクトは子どもが売られる問題の撲滅を目指して活動している団体で、PFCは2016年からオンライン動画も活用したライフスキル教育の事業化に共に取り組んでいます。

■「かものはしプロジェクト」との出会い
PFCでは毎年売上の1%を「未来の子どもたちの幸福」に繋がる活動を行う団体等に寄付しており、かものはしプロジェクトとは、2014年度の寄付先の選定段階で出会い、2015年より支援を開始しました。
かものはしプロジェクトは、児童労働の中でも最悪の形態の1つと言われている児童買春の撲滅を目指して活動している団体です。当初はカンボジアで始まった活動でしたが、現在はインドにも活動を広げています。

■ライフスキル教育事業について
当初は寄付から始まったつながりでしたが、現在は、かものはしプロジェクトと協働でライフスキル教育事業に取り組んでいます。ライフスキルとは、WHO(世界保健機関)において「日常の様々な問題や要求に対し、より建設的かつ効果的に対処するためにスキル」と定義された10のスキルです。
例)
・自分の考えや気持ちを上手く伝える
・問題に直面した時に解決策を考える
・周囲に流されず自分のやるべきことを決める
これらは、多くの子どもは日常の生活を通じて身に付けていくものですが、置かれた環境によってはそれができない子どもも多くいます。
PFCは、かものはしプロジェクトと共に、そのような環境の子どもに対してできることはないかと考えた結果、これまでに企業向けに様々な研修プログラムを提供してきた経験を活かして、プログラムを開発してきました。また、対象者が海外に多いことを踏まえ多言語でオンライン動画として配信し、現地ファシリテーターを育成して活動範囲を広めていくことも視野に入れています。

■カンボジアの状況
多言語対応を目指して取り組んでいるプログラムですが、まずは第一段階として現在、カンボジアで展開をしています。
かものはしプロジェクトはこれまでにも足掛け10年以上カンボジアでの活動に取り組んでいますが、その結果、カンボジアの人々の意識を変え、警察等も巻き込んで児童買春が簡単には行えない状態を実現しました。ただ、児童買春はなくなっても家庭の経済状況が苦しいのは改善されません。そのため、子どもたちに適切な教育を受けさせることができず、不適正な職業につくケースも多いという問題がありました。この状態を変えるには、女の子がディーセント・ワーク(適正な仕事)につける状態を実現することが必要です。
かものはしプロジェクトではその解決策の1つとして、職業訓練の機会と基本的な読み書きやライフスキルの教育機会を提供するコミュニティファクトリー(以下、CF)を立ち上げ、ディーセント・ワークの実現を支援しています。2年間CFに通ったあと、企業やホテル等に就職する子も多く、活動は一定の成果を上げていますが、就職した先の変化にうまく対応出来ず仕事を辞めてしまう子も一方でいました。辞めてしまった子たちには、置かれた環境に対応する力がまだ十分ではなかったようでした。
そこで、かものはしプロジェクトはライフスキル教育をより強化する必要を感じていました。PFCがライフスキル事業での恊働を提案した背景には、このような状況があったのです。

■ライフスキル教育の事業化に向けた道のり
協働に向けた第一歩を始めたものの、PFCは研修プログラム開発の専門家であっても、CFで通う女の子がどんな子たちで、どんな環境で育ち、どんな教育を必要としているかは手探りの状態でした。そのため、2016年6月実際にカンボジアに足を運んで女の子たちや卒業生へのインタビューを行い、現地代表の青木健太さんやスクール事業を担当する亀山菜々子さんの話も踏まえてプログラム開発に着手。「プログラム難易度を下げて見たのですがどうですか?」「すみません、もっとして下げてもらえませんか、、」というような様々なやりとりや試行錯誤を通じて、現在、約15個のプログラムを制作しています。そして、2017年の7月から、新しくCFに入社する女の子へのプログラム提供が計画されています。
事業を通じた社会貢献は、PFCのミッション実現にもつながる重要な取り組みです。PFCとしてはこれまでとは対象者や方法も異なる新たな挑戦でもありますが、PFCの全社員がプログラム開発に関わるなど、全社一丸となって取り組んでいます。どうぞ今後にご期待ください!