2017年 年頭にあたって(代表取締役 松村卓朗)

matsu_seminarあけましておめでとうございます。
本年も、昨年に引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、この場を借りて株式会社ピープルフォーカス・コンサルティングの2016年を簡単に振り返り、そして2017年の抱負を述べたいと思います。

昨年は、我々の中期ビジョン「グローバル組織開発におけるアジアでのリーディングカンパニーになる」を掲げて2年目の年でした。

ビジョンに向かう活動の一つの象徴として、昨年末には『グローバル組織開発ハンドブック~3つの複雑性を5つの視点から考える』を上梓しました。
この本は、これまで様々なクライアントの皆さんのグローバル組織開発のご支援をさせていただいた経験を元に、組織開発に欠かせない5つの視点「チーム」「ダイバーシティ」「バリューズ」「チェンジ」「リーダーシップ」の研究チームに分かれ、現時点での成果や問題意識をまとめたものです。
これまでに、既にお読みくださった方々から感想などを寄せていただいていますが、代表的なものを以下に紹介します。
・10年前に「組織開発ハンドブック」を読んだが、あれから既に10年が経っていて、組織開発が当たり前になっていることに隔世の感を抱いた。
・グローバル組織開発まではとても行えていないが、あらためて、組織開発そのものの重要性を再認識した。
・グローバルでの組織開発は勝手にとても難しいものと思っていたが、3つの複雑性に留意することで効果的な進め方が見えてくるというメッセージはよく分かった。

なお、「グローバル組織開発ハンドブック」の出版記念と称して、内容のエッセンスや、本では取り上げることができなかった具体的な取組み事例などをご紹介するイベントを、来たる2017年2月23日(木)に行うことを予定しています。詳細が決まり次第、あらためてご案内を差し上げます。

今年も、グローバル組織開発をはじめとして、皆様の組織開発・人材開発のご支援をさらに進化した形でご提供することをお約束します。

さて、中期ビジョンに向かうための取り組みとしては、1)グローバル、2)ソーシャル、3)クオリティという3つの柱に沿って、それぞれ中期計画の具体的な活動を進めてきました。

1)グローバル
アジアを中心とした14か国でのファシリテーターのネットワークを拡げ、グローバルPA(プロフェッショナル・アソシエイト)の数も順調に増加し、アジア各国をまたがった組織開発・人材開発の活動を効果的にファシリテーションできるようになりました。
中期ビジョンでは、特にアジアにおける「ハブ拠点」と我々が考える地域での活動に力を入れることを決め、サービスを展開しました。ハブ拠点とは即ち、中国に対する上海、東南アジア(ASEAN)に対するタイ、南アジアに対するスリランカを指します。昨年は、例えば中国・上海では現地企業と協業して、中国人による組織開発・人材開発のノウハウを紹介するセミナーを上海や東京で行い、大変大きな反響がありました。また、タイでも、タイ語での組織調査や組織開発ワークショップを数多く提供し、現地の日本企業のみならず、欧米企業へのセッションも行うようになりました。

2)ソーシャル
中期ビジョンでは、企業の社会的意義と価値を高めるための活動支援に、より一層力を注いでいくとし、「G・E(グローバル・エンゲージメント=地球的課題への思い入れ)」の概念を中心にした活動を進めています。
特に、昨年は、新たに開発した「グローバル・エンゲージメント研修」のプログラムを、次世代リーダーに必要不可欠な考え方を学び、動き方を身に着ける場として、多くの企業の皆様に紹介しました。ご紹介を続ける中で、「グローバルな(地球的)社会課題まで一足飛びにはいかない。しかし、身近な社会課題の解決と自社組織で何ができるかを結び付けて考えることができるリーダーの育成は急務」といった反応の方が昨年は一昨年よりはるかに多かったのが印象的でした。
「G・E」の概念が、近い将来世の中に広く認知されるようになっていて、持続可能な世界とこどもたちの未来に向けて、各企業が本業を通じて様々な取り組みを促進できることを目指し、本年もますます力を入れます。

3)クオリティ
「グローバル組織開発におけるアジアでのリーディングカンパニー」として、ふさわしい質のサービスを提供し、ふさわしい質の組織として機能できるよう、プログラムの見直しや、社内の環境整備を進めています。
昨年は、「ファシリテーション」「コーチング」「チェンジ・リーダーシップ」といった、我々のコア研修プログラムの大幅な見直しを行いました。
また、一昨年に拡大したオフィススペースが、昨年は、クライアントの皆さんとのワークショップや、GIAリーダーの国内での研修、あるいは海外赴任前研修やブランチャードのSLX(シチュエーショナル・リーダーシップ研修)などの公開講座の場として、随分活躍してくれました。ビジョンでは、この場がいつか「グローバルODの聖地」になることを目指すと表現しています。今年もクライアントやパートナーの皆さんが快く集えて、組織開発の未来を語らうにふさわしい所になるようさらに素敵な場づくりを心掛けていきたいと思っていますので、今年も様々なイベントや講座に是非奮ってご参加ください。

中期ビジョンの3年目である2017年は、中期ビジョンの集大成の年として、
それぞれの活動をより効果的なものにし、クライアントやパートナーの皆さんに具体的な成果をお届けできるようにしたいと思います。

本年も皆様と、組織開発・人材開発に関する様々な取り組みをご一緒させてい
ただくことを、心より楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いします。

(株)ピープルフォーカス・コンサルティング 代表取締役 松村卓朗