PFC関西だより:グローバル・エンゲージメントセミナー報告

160902__kokubo_cv用関西を担当しているACの國保です。PFCでは、関西のお客様にもっとPFCのことを知ってもらうおうと、大阪で定期的にセミナーを開催しています。

去る5月11日、東京に先駆けて関西でいちはやく、グローバル・エンゲージメント(GE)※1セミナーを実施しました。コモンズ投信株式会社会長の渋澤健さん、マラリア・ノーモア・ジャパン専務理事(前住友化学ベクターコントロール事業部 事業部長)の水野達男さんをお招きし、お二人の講演、そしてPFCファウンダー黒田由貴子のファシリテーションによる座談会、参加者との意見交換というプログラム構成で、グローバル・エンゲージメントについて密度の濃い時間を過ごしました。

※1グローバル・エンゲージメントについて、詳しくはグローバル・エンゲージメント・イニシアチブ(GEI)のサイトをご覧ください。

セミナー終了後、ご参加者から次のような声が届きました。

「弊社ではコーズマーケティング※2を活用したCSR活動を立ち上げ、これからさらに、支援地でのビジネスに繋げていきたいと試行錯誤しておりましたところ、普段とは違う視点でのお話しに大変興味深く、また自身の活動への力にもなりました。」(製薬・グローバルマーケティングご担当者)

※2コーズマーケティング:特定の商品・サービスの購入が寄付などを通じて環境保護や社会貢献に結びつくことを消費者に訴求することで、商品・サービスの販売促進、製品ブランドや企業のイメージアップを狙う手法のこと。

「大変、いい講演会で、私自身、大変勉強になりました。CSRなのかCRVなのか、寄付だけしていればよいのか、など、社内で共通認識がなくてモヤモヤしていたところ、考えがまとまりました。次世代の経営を担う若手リーダーの育成に、グローバル・エンゲージメントを取り入れることを検討したい。」(製薬・人材育成ご担当者)

「弊社でも『事業を通じた社会課題解決』を何とか進めたいと、マテリアリティ※3の特定を行い、いよいよ具体的な活動内容を検討する段階まできました。水野様が取り組まれたように、社会にとっても企業にとっても“しっくり馴染む”ものがでてくればよいと思っています。」(鉄道・経営企画ご担当者)

※3マテリアリティ:組織のパフォーマンスに大きな影響を及ぼす可能性のある課題のこと。企業が持続的な成長をしていくためには、どの課題が長期的に成功に最も重要な影響を及ぼすのか、最近では財務情報に限らず広範囲に渡って検討する必要が出てきている。そのため、自社が取り組むべきCSRのテーマを選択する際の考え方としても浸透しつつある。

マラリア・ノーモア・ジャパンの水野さんには、東京で開催されたグローバル・エンゲージメント・イニシアチブ(GEI)有志会でも、住友化学の事業部長のときに、アフリカでの事業開拓を命じられ、大変なご苦労を重ねながら、マラリアの予防と住友化学への利益創出の両方を実現された体験談をお話しいただきました。今回の大阪でのセミナーでは、より「ビジネス」の側面、言うなれば水野さんの商売人の横顔を強調していただいて(商人の街・大阪に合わせていただいたのでしょうか。さすがマーケター!?)、改めて、住友化学のオリセットネットがソーシャル・ビジネスの好例であることが私自身とてもよくわかりました。ソーシャル・ビジネスでは、企業理念との整合性、トップのコミットメント、リーダーの熱意がカギであることはもちろん、社会課題解決を商機としてとらえ、ダイバーシティ&インクルージョンの発想でグローバルな営業戦略を遂行するクールな部分も重要であることが印象的でした。

水野さんのお話の詳細についてはこちらをご覧ください。

主催者の私自身、とてもEye-openingな講演で、もっと多くの客様に聞いていただきたかったです。グローバル・エンゲージメントをご紹介すると、「高尚な話」とか「遠い未来の話」といったコメントをいただくことももちろんあります。とはいえ、多くの企業が、自社のビジョンに社会課題解決を謳うようになってきていますので、中長期的なテーマであるからこそ、継続してセミナー等でお伝えしていく必要があるのだと感じました。

コモンズ投信の渋澤さんには、弊社のGIA新興国ビジネスリーダー育成等でもお話しいただいている、資本主義の原点、「論語と算盤」のお話をしていただきました。グローバル・エンゲージメント先駆者のお二人のリーダーとしての素敵な在り方(Being)に、ご参加の皆さんも感化されていらっしゃるように感じました。

関西では引き続き、いち早くPFCの活動を紹介し、意見交換する場を持つ予定ですので、皆さまどうぞ楽しみにしていてください。