カテゴリー別アーカイブ: Staff Article

ウイーク・タイズ(弱い絆)による地域活性を目指すFC今治(松村卓朗)

matsu_seminar【サッカーから学ぶ組織開発・人材開発(松村卓朗)】
第58回:ウイーク・タイズ(弱い絆)による地域活性を目指すFC今治
~ストロング・タイズ(強い絆)よりも、まれにしか顔を合わさない人々とのつながりが地域に希望をもたらす~

「希望学」という本がある。著者の東京大学の玄田有史教授は、社会科学研究所が実施したフィールドワーク等を実施したプロジェクト結果を通じて、「日本人の希望に、『ウイーク・タイズ(弱い絆)』が現在では重要性を高めている」と結論づけている。
家族や職場という「ストロング・タイズ(強い絆)」が機能しなくなってきたわが国で、それほど親しくない人たちとの「ウィーク・タイズ」(弱い絆)のほうが、個人が希望を持ったり組織を活性化をする上では大事だということだ。 続きを読む

グローバルにバリューズを浸透する~グローバル組織開発の5つの視点(4)

matsu_seminar第1回『グローバルな組織開発はなぜ難しいのか?』はこちら
第2回『グローバルチームを運営する』はこちら
第3回『Globalダイバーシティを受け入れ活かす』はこちら

“バリューズ”とは企業が大切にする共通の価値観
“バリューズ”という言葉は日本では聞き慣れない人が多いと思う。“バリューズ”とは、一言で言えば『企業が大切にする共通の価値観』だ。日本語で“価値”を表すバリューという言葉は、「トップバリュー」「バリューセット」といった表現を消費者向けに企業が使っているので、既に一般的に使われている。一方、“バリューズ”と複数形で表現すると、“価値観”の意味を持つ。日本ではこれまで価値観にあたる意味で使う場合も“バリュー”と呼ぶ人が多かったが、本来複数形でなければ価値観という意味にならず、グローバルな環境では意味が通じないはずだ。そこで、我々は、価値観の意味で使う場合には、日本人には慣れない語感であるものの、あえて“バリューズ”と呼んでいる。 続きを読む

グローバルビジネスを実現できるネットワークを作る(ジャスティン・ホリングワース)

justin_2016_2今月のコンサルタント・インタビューは、大手日本メーカーの全世界における次世代グローバル・リーダー育成プログラムを担当した、Justin Hollingworth(ジャスティン)です。このプログラムには、日本をはじめ、インド・中国・マレーシア・米国などのリーダーが参加。シンガボール、中国、東京と開催個所を変えながら実施しています。 続きを読む

銀メダル選手達から学ぶ個か組織かの議論(松村卓朗)

【サッカーから学ぶ組織開発・人材開発(松村卓朗)】
第57回:リオ五輪の400mリレーの銀メダル選手達から学ぶ個か組織かの議論
~組織運営の本質は、個か組織かと「か」ではなく、個も組織もの「も」を目指すことにある~

matsu_seminar熱狂のリオデジャネイロ・オリンピックが閉幕した。サッカー五輪代表チームは、残念ながら1勝1敗1分の成績でグループリーグ突破はならず敗退したが、他の競技を見ると史上最高の41個のメダルを獲得したという華々しい結果だった。毎日何らかのメダル獲得のニュースが流れていたとように感じるが、柔道にせよ、水泳にせよ、体操にせよ、卓球にせよ、バドミントンにせよ、陸上にせよ、メダルがかかった試合を迎える度に、固唾を飲んで声援を送り、自分も選手達と同じように興奮と喜びの渦の中にいた1か月だった。 続きを読む

グローバルダイバーシティを受け入れ活かす~グローバル組織開発の5つの視点(3)

matsu_seminar第1回『グローバルな組織開発はなぜ難しいのか?』はこちら
第2回『グローバルチームを運営する』はこちら

グローバル化を推進するダイバーシティの取り組み
多くの日本企業で、ダイバーシティ(多様性)推進の取り組みが花盛りのようだ。「ダイバーシティ」推進室が設けられ、「ダイバーシティ」研修が行われ、「ダイバーシティ」のためのプロジェクトが立ち上げられている。
ダイバーシティ推進とは、健全な競争や組織作りの中に、これまで部外者としてしか扱われていなかった人材にも入ってもらうことを狙うものだ。 続きを読む

【サッカーから学ぶ組織開発・人材開発:松村卓朗】第52回:サッカーはNPOも国家権力も越えて、もっと世界の社会問題解決に貢献できる ~FIFAコンサルタント・杉原氏とFIFA紛争解決室仲裁人・山崎氏とのセッション(予告編)~

昨年末から今年にかけて、2人の“グローバルなサッカー人”との出会いがあった。2人とも現在FIFA(国際サッカー連盟)に携わっている人で、世界のサッカーの環境づくりをリードしている人と言っても過言ではないだろう。
1人は杉原海太さん。現在東京の下町に住みながら、世界に10人しかいないFIFAコンサルタントとして世界を舞台に活躍している。元日本代表キャプテンの宮本恒靖さんが留学したことで有名になったFIFAマスター(スイスにある大学院)を、10年前に卒業した。その後マレーシアに本部のあるアジアサッカー連盟での職を経て、現在は、スイスのFIFAに所属している。本部から依頼の電話がかかって来ては、世界中の各国のサッカー協会に出向き、その国のマーケティング戦略の立案や、オペレーションプロセスの効率化などの案件を引き受けているという。
ご本人によれば、33歳でFIFAマスターに留学するまで日本から一歩も出たことがなく、英語も話せなかったらしいので、典型的な日本人が目指すべきグローバルリーダーの姿としても、モデルとして大変に参考になる興味深い経歴をお持ちの方だ。
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【サッカーから学ぶ組織開発・人材開発:松村卓朗】第51回:Jリーグの名将2人に学ぶリーダーシップ ~サンフレッチェ広島・森保監督とガンバ大阪・長谷川監督へのインタビュー~

先日、「富士ゼロックススーパーカップ」の企画で、2人のJリーグの監督にインタビューをさせていただいた。2人の監督というのは、現在のJリーグを代表する名将と言うべきだろう、サンフレッチェ広島の森保一監督と、ガンバ大阪の長谷川健太監督だ。

「富士ゼロックススーパーカップ」というのは、Jリーグファンの方々はご承知おきと思うが、そうでない方々のために説明をすると、Jリーグの開幕に先立ち行われる、昨年度の“Jリーグの優勝チーム”と昨年度の“天皇杯の優勝チーム”が戦うカップ戦だ。日本でたった2つの頂点を極めたプロチームだけが出場できる大会であり、そして、今シーズンの幕開けを告げる大会だ。この大会が終わると、いよいよJリーグが始まる。 続きを読む

【ジャンゴのちょっといい話:田岡純一】挫折は「Spiritual Awakening」 ありのままを受け入れ合って強くなる!

今回は5月22日からアメリカのデンバーで開催されるATDの基調講演のスピーカーであるBrene Brown(ブレネー・ブラウン)について紹介したいと思います。

彼女はヒューストン大学大学院(Graduate College of Social Work)の研究教授でバルネラビリティ(Vulnerability)、勇気(Courage)、価値(Worthiness)、恥(Shame)についての研究で知られています。 続きを読む

2016年 年頭にあたって(代表取締役 松村卓朗)

matsu_seminarあけましておめでとうございます。
本年も、昨年に引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、この場を借りて簡単に株式会社ピープルフォーカス・コンサルティングの2015年を振り返り、そして2016年の抱負を述べたいと思います。

昨年は、新たに掲げた3年の中期ビジョン「グローバル組織開発におけるアジアでのリーディングカンパニーになる」の始動の年でした。ビジョンとは、組織の誰かが勝手に掲げるものではなく、ひとりひとりがイメージし、実現に向けて自身の活動と結びつけていくものですから、実現イメージと言葉での表現について社員で何度も話し合いました。少し時間がかかりましたが、このプロセスはとても有意義なものになりました。

中期ビジョンに向かうための取り組みとしては、 続きを読む

ATD2015カンファレンスレポートをお届けします!

atd1ATD (Association for Talent Development)は、人材開発や組織開発の分野に従事する人のための世界最大の会員組織で、毎年5月のカンファレンスでは、世界各国から1万人近い参加者が集います。 今年は9600名が参加。うち国外からの参加者は2200名で、日本からも172 名が参加しました。4日間にわたるカンファレンスで、基調講演の他、300を超えるセッションがあり、まさに世界中の人材開発・組織開発の英知が結集される場となりました。 続きを読む