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<第二回公開講演会の概要>

演題
「脳科学の視座から見た資本主義」
経済活動の源は、社会における人間の脳の相互作用にある。人間が自身の心に突き動かされて行動するのは、脳がどのように働いた時なのか? 自由が保障された時に、人間の脳は何を求めるか?
それらは、生命進化の中で創られてきた脳の機能に根差している。自分自身がやりたい、あるいはいやだと言うのは、どのような脳の作用によるものか? 生命はどの方向に進もうとしているのか? さらに、感動、満足、幸福感、そして「他人の不幸は蜜の味」(Schadenfreude:影の喜び)などの心の働きは、脳内でどのように引き起こされるのか?
金銭的利益や精神的報酬が得られた際に、脳内報酬系の線条体(尾状核・被殻)が賦活する実測データ他、私達の脳や心の働きを最先端の計測手法で観測した知見を基調に考えてみたい。
なお、生物進化に根差した経済論という視座の一部は、『資本論』第2部・第3部を完成させることに献身的に傾注し、自著の出版が果たせなかったエンゲルス(Friedrich Engels, 1820~1895)の遺稿にも散見される。


講演者
小泉英明 (株式会社日立製作所 役員待遇フェロー)
東京大学教養学部基礎科学科卒業。東京大学理学博士。現在、株式会社日立製作所フェロー(役員待遇研究者)、公益社団法人日本工学アカデミー副会長、東京大学先端科学技術研究センターボードメンバー。多くの公益社団法人・公益財団法人の理事・評議員を兼務中。
医療・環境・物理・芸術・科学哲学などの分野で、論文・特許・著書・編著書並びに内外の受賞多数。OECD・UNESCO・AAAS他での招聘講演や、ローマ教皇庁科学アカデミー(PAS)創立400周年記念会議で招聘講演、ヨハネ・パウロ二世や最近ではフランシスコ教皇に謁見。また、中国東南大学名誉教授、工程院外国籍院士に推戴。今月(2014年6月)、北京で開催された国際工学アカデミー(CAETS)・UNESCO共催会議にて「Engineering toward Human Security and Well-Being」と題して招聘講演、習近平国家主席と握手。
NHKニュース・クローズアップ現代・NHKスペシャルなどの報道番組には数多く出演している。



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