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<第13回公開講演会の概要>

演題
「『ドーパミン脳』と資本主義」
中脳の腹側被蓋野から大脳皮質に投射するドーパミン神経系は、ドーパミン報酬系と呼ばれ、報酬や罰の評価、行動の動機づけに関与し、学習や環境への適応、時に人生さえをも決定づける。母親の愛情を支えるドーパミン脳は、わが子自身の豊かな愛情を育むとともにレジリエンスを高め、その子の人生に多大な影響を与える。ふとした時におとずれる郷愁(nostalgia)の感情、すなわち日常忘れていた懐かしく温かな感情にもドーパミン脳が関与し、苦痛やストレスを緩和し明日を生きるための動機を与えてくれる。
このように、個の維持や種の保存に関与し生物学的に本質的なドーパミン脳は、資本主義の起源や資本主義社会における人の認知・行動特性を考える上で重要な「利他と利己」、「欲望・強欲」、「平等と不平等」とどのように関係するのか、そしてその生物学的・精神医学的意味はどのようなものか、について考察する。
講演者
菊池吉晃(きくち・よしあき)
首都大学東京大学院フロンティアヘルスサイエンス学域教授・学域長
(医学博士 (東京医科歯科大学)
工学博士(東京大学))


「人間性の神経基盤」を探求する脳科学構築を目指す。「愛 (Biological Psychiatry 2008. impact factor (IF); 10.3)」、「ノスタルジア (Social Cognitive and Social Neuroscience 2015, IF; 7.4)」、「自尊心 (PLoS ONE 2012, IF; 3.2)」など幅広いテーマで研究をおこなう.。同研究成果は、CBS evening news, The New York Times, Scientific American, Le Monde de L’enfance, The Huffington Post, TED (Technology Entertainment Design) weekends, Braindecoderなど、多くのマスメディアで報道.。
日本学術会議・学術振興会、各種学会の理事・委員の他,、各種国際学術雑誌(World J Psychiatry, J Physiological Anthropology, Neurosci Communications, International J Physiatry, etc.)のEditorial Board, National Science Foundationのreviewerなどを務める。
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