グローバル組織開発ハンドブックより~チームづくりはグローバル化の重要課題

ある日突然上司が外国人に…..

組織がグローバル化すると、チーム運営にこれまでにない変化が現れる。
国籍が異なった人たちで構成されるプロジェクトチームができ、ワーキングチームも国をまたがって運営されることも普通になる。もちろん、本社と現地組織も1つのグローバルチームとして機能することが求められる。海外赴任を命ぜられ、いきなり唯一の外国人である自分が海外でのチーム運営を
リーダーとして行うことを任されることもあるし、日本にいても、ある日突然上司が外国人になったり、グローバルチームの一員として働くことになったりといったことも珍しい話ではない。
この本を手に取った読者のなかにも、すでにこうしたグローバル“チーム”で仕事をしている人も少なくないだろう。

 

うまく行っているグローバルチームは、わずか18%

もちろん、グローバルチームはそう簡単に機能するものではない。
我々のもとにも、グローバルチームがなかなか機能しないという相談が日々寄せられる。クライアント企業の中のグローバルチームを観察しても、うまく機能しているチームと出くわすことは稀で、2割にも満たないのではないかと思う。グローバルチームがどの程度機能しているかを定量的に把握し
た調査は極端に少なく、少し古いデータにはなるが、マサチューセッツ工科大学(MIT)がグローバルチームへ行ったヒアリングでは、調査対象となったチームのうち、「大変うまくいっている」と答えたのはわずか18%だけだった。それどころか、3分の1ものチームが「まったくうまくいっていない」と答えたという調査結果が出ている。

 

CSPの複雑性が、組織を機能不全に陥らせている

グローバルチームが抱える課題としては、メンバー間での信頼の醸成、コミュニケーションの障害の克服、チームの目的の明確性の維持などが上位に挙がっていた(図表2─1)。グローバルチームが抱える課題は、まさに、組織開発の課題そのものといえそうだ。

もちろん、こうした課題は、必ずしもグローバルチームに限ったものではなく、日本国内の日本人だけのチームワーキングでも同じだという指摘を受けるかもしれない。ただ、グローバルチームでは、その難しさが格段に増すのだ。

>>詳しくは『グローバル組織開発ハンドブック(東洋経済新報社)』をご覧ください。

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