組織開発ブログ:ハート(心臓)の偉大な力を再発見!

PFC Insightsに掲載された記事(ジャンゴのちょっといい話)からの抜粋です。

以下にご紹介する内容は、心臓について専門に研究を行っているハートマス研究所の研究結果に基づいたものです。

生物で、一番最初に出来上がる器官は何かご存知でしょうか?そう、それは心臓です。まずは心臓ができて、その後色んな器官がつくられていきます。その指示を出しているのも、脳ではなく心臓です。脳は心臓ができてから約4ヶ月後にできると言われています。1991年にアンドリュー・アルモア博士によって「ハート・ブレイン」の概念が提唱されたことで明らかになったことですが、心臓には4万個ものニューロンが存在し、ホルモンや神経伝達物質、脈拍や血圧をモニターしていることが判明しました。この小さな脳である心臓が、脳や他の臓器を動かし始めるのです。

さらに研究でわかったことは、この心臓の小さな脳は、神経系を通して大脳とつながっており、相互に情報のやりとりを行っていることもわかってきました。わかりやすい事例で言うと、心臓移植を受けた方が移植後に嗜好が変わり、好きな食べ物が変化した。そして調べるとそれは移植された心臓の持ち主と嗜好と同じだったといった症例が多く紹介されています。

そして心臓が伝達するメッセージによって、大脳の機能が大きく変化することもわかってきています。
特に感情の状態が心拍数に影響します。そしてそれは大脳へのメッセージとなります。この心拍数が規則正しく整っている状態を「コヒーランス」と呼びます。また「コヒーランス」の状態のとき、人は明晰で意思決定が正確で、生産性も高く、また創造性も高まります。さらにポジティブな感情を強く感じる傾向があると言われています。

もっとも大切なのは、この心臓と脳が協調して動くコヒーレントな状態であることです。では、どのようにすればこの「コヒーランス」の状態をつくることができるのでしょうか?
実は最近私はこの訓練を受けて実践していることがあります。今日はその方法を皆さんにご紹介します。

よかったら簡単にできるのでちょっと試してみてください。

–クイックコヒーランスのやり方–
<ステップ1>
まずはゆったりと椅子に腰掛けましょう。慣れれば、立ったままででもコヒーランスは実践できます。
ストレスから気持ちを切り離すために、心臓周辺に意識を向けます。この時、心臓の鼓動を意識しないようにしましょう。

<ステップ2>

心臓周辺に空気の通り道があることを イメージしながら、5秒くらいの間隔(5秒間で吐いて5秒間で吸う)で、ゆっくりと深呼吸をします。上手くできなくとも、あまり深く考えずに、スムーズに呼吸することだけ意識してください。

<ステップ3>
心臓呼吸を1-3分程度続けたあとに、肯定的な感情を想起してください。周りにいる人たち(家族・友人・ペットなど)を思い浮かべて、その人たちへの「感謝」の気持ちを感じることができる状況などを思い起こして下さい。
なかなかこのような感情を想起することができない人は、自分が一番落ち着ける風景や趣味などを想起することから始めてください。

以上のSTEPです。実践する前に準備しておいた方がいいのが「感謝」の感情を具体的に書き出しておくといいかもしれません。家族や友人、ペット、お世話になった方等。またこころが癒されるような景色や雄大な風景を思い起こしても大丈夫です。

私は就寝前と起床時に3分~5分くらいで実践しています。いままで実施していた瞑想によるマインドフルネスをやめてクイックにいい状態になれるこの手法に切り替えました。また仕事中もイライラを感じたときなどにも実践すると「コヒーランス」の状態にリセットできるのでお薦めです。
また、ビジネス社会でも話題になっている「レジリエンス」を高める効果もあります。ハートマス研究所の定義ではレジリエンスは「ストレスに直面する準備の度合い、回復力、適用力」として紹介されています。
ストレス社会に生きる私たちにとって、今回紹介したクイックコヒーランスのテクニックは、お手軽に実践できる手法です。是非トライしてみてください。

ハートマスの研究では、心臓から放射される電磁場の存在も明らかになっています。コヒーランスの状態になっていると、お互いにポジティブなプラスの感情を感じ、場のエネルギーも高くなります。ハートマス研究所は、世界中の14ヶ所にこの電磁場を測定する拠点を持ち調査をしています。あの9.11のテロの時には、この電磁場の数値に大きな変化があったそうです。地球上の人類がこのコヒーランスの状態でつながることが、世界平和へとつながっていくのだと思います。

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