マイクロラーニングとは何か

マイクロラーニングとは「学ぶべきことが細分化され、学習者が隙間時間などを使って学びたいときに学べる学習方法」のことだ。マイクロラーニングは、最新のテクノロジーやモバイルツールなどと結びつくことで、急速に広がりを見せている。従来の集合研修等と異なり、忙しい学習者が必要なコンテンツだけにアクセスして気軽に自分のペースで学習できることが、現在のビジネス環境にマッチした学び方だと考えられ、マイクロラーニングのこれからの可能性に関心を抱く向きが多い。

マイクロラーニングとEラーニングの違い

マイクロラーニングは10年ほど前ブームになったEラーニングと何が違うのか。Eラーニングが、学習方法として集合研修等にとって代わるほどの脅威となり得なかったのは、その教育効果にあったと言えよう。結局のところ、パソコンの前に座って画面上の先生から教わるというだけでは、集合研修で一方的な講義を提供するのと変わりがなかった。
しかし、マイクロラーニングでは、コンテンツは数分程度で、細切れに必要な部分のみを学べるようになっている。またPCではなく、スマホなどのモバイルツールを活用して、どこでも受講できることを前提としている。さらに、最近は、動画はもちろんのこと、他の参加者の回答などが見れたり、他の参加者と意見交換したりもできるなど、双方向性や相互学習、アクションラーニング的な要素を取り入れられるよう、様々な工夫ができる技術的な進歩が著しい。

マイクロラーニングを通じた組織開発の可能性

マイクロラーニングには組織開発の新たな可能性も秘められている。例えば、組織の中で個人の中に埋もれてしまっているたくさんの暗黙知(トップ営業パーソンの知恵、特定の人だけが担当してきたが引き継ぎが必要になった業務、組織に以前から存在している一見無形に見えるノウハウや技術等)の形式知化だ。通常、こうした暗黙知を他者に共有する時間はなかなかとりづらく、そもそも、本人達の知恵や知見を、他の人に共有できるように、学べるような形にできていないことも少なくない。本人自身が言語化できていない場合もある。こういった暗黙知は、マイクロラーニングのコンテンツにすることで、共有可能で誰もが学べる形にし、組織に共有することができる。マイクロラーニングは、社内に眠っていた知恵や知見を元にして、組織内の学びや意見交換を活性化することによって、組織を大いに強固かつ健全にすることを促進できるツールともなり得るのである。

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